こんにちはねぎパッドと申します。
iPad勉強は最近多くの人が導入し、勉強にも電子化の波が来ているのかもしれません。
しかし、iPad勉強をまだ導入していない方々は次のように感じる方もいるでしょう。
- そもそも紙でも勉強はできるはずなのになぜ最近iPadで勉強する人が増えているのか
- iPadで勉強するメリットやデメリットは何なのか
今回は、iPad勉強歴6年以上で、医師国家試験をiPad勉強のみで上位12%の成績で合格した現役医師がiPad勉強のメリットとデメリットについて解説いたします。iPad勉強についてよくわかっていないためにiPadの購入に踏み切れていない人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
iPad勉強のメリット3選
それではまずメリットから紹介します。私が考えるメリットは大きく分けて3つあります。
- 単純作業の速度がアップ
- iPad+ペンに全てが集約されている
- 他のデバイスと同期して隙間時間を活用できる
それでは1つずつ見ていきましょう
【メリット1】単純作業の速度がアップ
iPad勉強のメリットといえばコレ!と言えるくらいの大きなメリットだと思います。勉強中にはどうしても、以下のような時間が生じます。
- 書き写す
- 切ったり貼ったりする
- 目次や索引から調べる
- 自分のメモを探す
上記のような「作業時間」は少なければ少ないほど時間効率が良いことはわかっていただけると思います。iPad勉強ではこのような単純作業を効率化して、「本当の意味での勉強時間」を捻出することが可能になります。
具体的には以下のような効果が得られます。
- ノートテイキング速度が紙と比較して圧倒的に速い
- 苦手分野の単語帳や問題集も効率良く作成
- 教科書内検索やノート内検索が容易
- 今まで勉強して作成してきたまとめノートすらデータ化し、常に持ち歩くことができる
1つずつ解説します
ノートテイキング速度が紙と比較して圧倒的に早い
紙でノートを作成するときにこのように考えたことありませんか?
- ここじゃなくてもう少しこっちに書きたかったな
- もう少し大きく(小さく書きたかったな)
- 何度も消したり書いたりして、ごちゃごちゃになってしまった
- ここの色変えたいな
- ここにこの図を書き写したいけど時間がかかりそうだな
実は紙でノートを作るときは勉強に必要ではないことに時間を取られていたりするものです。いちいちレイアウトを考えながらノートテイキングをするのが得意な人にとってはいいかもしれませんが、苦手な人はとことん苦手なはずです。
iPad勉強であれば、さまざまな機能が搭載されているため、
「書き直し」「色の変更」「サイズの変更」「表や図の切り取り+ペースト」などが自由自在です!
つまり、ノートを作って後から付け加えたいことがでてきても付け足すことができますし、後から見直すと必要なかった情報を取り払うことも可能で、『いくらでもやり直しが効く』と言うことです。さらにやり直しが効くだけではなく、Goodnotesの機能にデフォルトで搭載されている「投げ縄ツール」を使用することで、表や図も一瞬でノート内に差し込むことができ、自分オリジナルノートを効率よく作成できます。
苦手分野の単語帳やオリジナル問題集も効率よく作成可能
勉強は「今までできなかったことをできるようにすること」が目標ですから、自分が今まで間違えた問題だけを集めた問題集があれば、そこを重点的に勉強すれば良いことは周知の事実だと思います。
紙ベースでこれをやろうと思うと、
- 間違えたページに付箋を貼る
- 問題集をコピーして、切り取って、貼り付けて作る
- 問題集自体を切り取って貼り付ける
このような作業が必須になります。「付箋を貼る」くらいであればそこまでの労力ではないのかもしれませんが、剥がれてしまったり、そのページの他の情報に目が入ってしまったりするリスクがありますよね。
また、私自身は問題集をコピー→切る→貼り付ける
このめんどくさすぎる作業をしようとした時期もありましたが、めんどくさすぎてやめてしまいました。(高校時代にこの方式で35点のテストの訂正用ノートを作らされた時は危うく発狂しかけました。その時の教師に対して3年間反抗的な態度を取り続けてしまうほどにはイライラしていました。悪いのは35点をとった私か、35点と採点した教師か、この方式でノートを作れと命じた教師か。)
しかし、iPadとペン1本あれば、間違えた問題をノートにまとめると言う作業が1問につき数秒でできてしまいます!間違えた問題のスクリーンショットをとってスライドするだけで貼り付けられてしまうのです。
私はこの機能を利用して、間違えた問題のみを集約させたオリジナル問題集を作ることで、かなり効率よく勉強できたと思っています。
教科書内検索やノート内検索が速い
分からない単語や思い出せない単語、前に勉強したのに忘れてしまったことなどを探す時って皆さんどうしていますか?
おそらく、参考書などの「目次」や「索引」などから探すと思います。索引で自分の探している単語のところに10個くらいページ数が書いていて半ギレで全部のページを探したり、「前にこの辺に書いたはずと言う記憶」を辿って結局ノートを端から端までじっくり探したり…
こんなところではないでしょうか。iPadで勉強すれば、「検索機能」がついているためそのような時間すらも短縮可能です。
今まで勉強して作成してきたまとめノートすらデータ化し、常に持ち歩くことができる
人によっては今までに作って、何度も見直している愛着のあるノートが何冊も…
なんてこともあるのではないでしょうか。勉強するために出かける際には「見直すかもしれない」と思って、いつも持ち歩いてたりしませんか。
そのようなノートもスキャンしてiPadにデータとして取り込んでしまえば、iPadを持ち歩くだけで、愛情たっぷりのノートを常に持ち歩いていることになります。ふとしたときに参照できるようになります。
【メリット2】iPad+ペンに全て集約
外で勉強する際に、忘れ物をしたせいでやる気が削がれた経験ありませんか?紙で勉強する際は、勉強のために必要な道具がたくさんあったと思います。教科書、ノート、問題集、参考書、単語カード、ペン類、消しゴム、定規、ハサミ、修正ペンetc…
外で勉強する時にも、何かひとつでも忘れてしまった場合、それだけで勉強へのやる気は削がれてしまうものです。
iPadがあればこれらを持ち運ぶ必要がなくなり、何かを使いたい時に手元にない!なんてことは起こり得ません!
iPad1台とペンに全て集約されているため以下のようになります
- 1台で複数のノートを管理できる
- 分厚い参考書も薄いiPadさえあれば持ち運ぶことができる
- iPadとApple Pencilが1本あれば他の筆記用具が全くもって必要ない
- ノート消費、紙の消費を気にする必要が全くない
- iPadさえあれば良いので忘れ物がなくなる
- iPad1台分のスペースさえあれば場所を選ばずに勉強できる
- とにかく忘れ物をすることがない!
1台で複数のノートを管理
ノートはiPadの中に電子データとして保存されていますので、iPad1台あれば
「今日はあの教科とあの教科を勉強するから、いるものはこれとこれで…準備している間にやる気が…」
なんてことはなくなります。勉強に対するモチベーションが上がったタイミングで、準備に時間をかけることなく、iPad1台だけ持って家を出ればいいと言うのは意外と大きなメリットかもしれません。
分厚い参考書も薄いiPadで持ち運ぶことができる
紙だと持ち歩くのも重くて大変、カバンはパンパンになるしみたいな分厚い参考書ってありますよね。そのような参考書もiPadに集約してしまえば、365日肌身離さず持ち歩くことが可能です!
iPad+Apple Pencil以外の筆記用具がいらない
みなさんも筆箱をパンパンにして、お気に入りの文房具をたくさん詰め込んでいた過去があるのではないでしょうか。文房具が好きな人にとってはそれも一つの楽しみかも知れませんが、必要な時になくなったり、インク切れなどを起こしてストレスを感じたことはないでしょうか?
iPadとApple Pencilがあれば今までに筆箱の中に入れていた全て、持ち運ぶ必要がなくなります!
ノートや紙の消費を気にしなくて良い
iPadはノートの枚数はほぼ無限大です。ページがなくなったり、用紙切れになる心配もありません。
iPad1台分のスペースがあれば良い
紙で勉強していた時代は、勉強机にそれなりのワーキングスペースがないと不自由していました。カフェで勉強する時にも机が小さいと勉強しにくいなと感じることもありましたが、iPad勉強へiPad1つおくことができるスペースがあれば十分勉強に集中できます。これもとても大きなメリットですね。
【メリット3】他のデバイスと同期して隙間時間を活用
iPadは他のデバイスと同期することでその力を遺憾なく発揮します。
- 時間が十分ある時にはメインのiPadでガッツリ勉強
- 意図せずできてしまった隙間時間にiPad miniやiPhoneで勉強
他のデバイスと同期することで、iPadが手元にない時や、スペースがない電車の中などでも時間を無駄にせず勉強できます。
メインのiPadでガッツリ勉強
十分にスペース(とはいってもiPad1台おくことができれば十分なのですが…)や、時間がある時には、メインの11インチ以上のiPadでがっつり勉強ができます。
隙間時間にiPad miniやiPhoneで勉強
いくらiPadに全て集約できるとはいえ、iPadさえも開くのが難しい場所や、じっくり腰を据えて勉強するほどは時間がない時などもあると思います。そのような時はiPhoneやiPad miniなどと同期させておいて、少し小さな画面にはなりますが、勉強することができます。コンパクトサイズの持ち運びしやすい髪の教科書なども販売されていますが、極論を言ってしまうと、iPad勉強では全ての教科書、自作ノートをiPhoneサイズまで落とし込むことが可能なのです。
アイデア次第で無限の可能性があるのがiPad勉強です。
私が考えるiPad勉強の大きなメリットを3つ紹介しました。
どうでしょう、iPadで勉強したくなってきたのではないでしょうか
デメリット2選
iPad勉強をするのにもデメリットが存在するのは事実です。そのデメリットについて解説します。
【デメリット1】初期費用がかかる
こちらが最も大きいデメリットであると思います。
実際に現行モデルで、筆者オススメの初期セットの費用を計算すると
iPad Air第5世代(256GB、Wi-Fiモデル)+Apple Pencil第2世代→約14万円
高すぎる…と思った方もいると思います。
そうです、とてもじゃないですが、気軽に購入できる金額ではありません。
それでは気になる費用を抑える方法はあるのかと言うところですが
約半額まで抑える方法があります!
具体的には以下の方法があります。
上から順番にオススメの対処方法を並べてみました!
- Apple Pencilではなくスタイラスペンを使う(節約効果:約1万5千円程度)
- 型落ちや中古を購入する(節約効果:数千円〜7万程度)
- 64GBを購入する
- iPadをAirではなくエントリーモデルにする
- 学割を使う
対処法の1部について紹介します。
対処法1:Apple Pencilでは無くサードパーティ製のスタイラスペンを使う
こちらは最もオススメの節約術です!
純正のApple Pencilが現時点で
第1世代:14,880円
第2世代:19,880円
正直言います。これは高い!
確かに、Apple Pencil特に第2世代は
- 磁気吸着充電が可能で、充電に対するストレスが全くない
- ダブルタップでペンと消しゴムを切り替えられて快適にノートテイキングができる
- 重さ・書き心地ともに申し分ない
- スタイリッシュな見た目
などなど…素晴らしい点は多々あるのですが、今からiPad勉強を取り入れようとしている人にペンのために2万円も払えだなんて口が裂けても言えません。
そのため、みなさんにオススメするのは、Apple純正のApple Pencilではなく、サードパーティ製のスタイラスペンを購入することです!
次項でも述べますが、iPad勉強のデメリットとして「充電が必要であること」は1つ挙げられます。数年前までは、スタイラスペンも、磁気吸着充電ができないことや電池の持続時間が短いなど充電に対してストレスがありました。しかし、スタイラスペンも改良されてきており、磁気吸着充電も備えたスタイラスペンが発売されています!
特に、筆者が実際に購入した「Ciscleのスタイラスペン」は非常にオススメなため、いいスタイラスペンを探している人は是非購入してみてください。
ちなみにこちらのスタイラスペンはAmazonのセール価格で2500円程度まで値下げされているタイミングもありますので、適宜チェックしてみてください!
Ciscleのスタイラスペンの使用感に関してはこちらも参考にしてみてください。
Apple Pencil第2世代も非常にオススメなのですが、初めてペンアクセサリを購入する人には絶対にこちらのスタイラスペンがオススメです!
スタイラスペンは高くても5000円程度で購入することができますので、これだけで15,000円初期費用が安くなります!
対処法2:型落ちや中古を購入する
iPad本体を安く手に入れる方法としてまず検討していただきたいのは「型落ちモデル」を購入することです。近年、iPadは次々に新しいモデルが発表され、様々な機能がバージョンアップしています。
しかし、iPadで最低限勉強することのみを考えると、現行の最新モデルである必要は全くありません!
しかし、古すぎるものでは機能や電池の持ちに不都合があることもあります。
型落ちの中でも自分が譲れない条件を決めてから探さないと、機能が不十分だったなんてことになりかねません。下調べはきちんと行ってから購入するのが良いでしょう。その点、現行モデルであればスペックに関しては全くもって気にすること無く、購入しても良いでしょう。(※iPadエントリーモデルはApple Pencil第2世代との互換性がないため注意が必要です!)
型落ちモデルはフリマアプリやAppleの認定整備済み品などで購入することができます。
上記の手段をとっても6〜7万程度かかってしまいます。
しかし、個人の考え方次第にはなりますが、私自身がiPad勉強で得られたものを考慮すると十分に購入する価値はあると思います。
【デメリット2】iPadもペンも充電の必要がある
こちらも大きなデメリットのひとつでしょう。しかし、高速充電可能な充電器やモバイルバッテリーを準備しておくことや、磁気吸着による充電が可能なペンを使用すれば、このデメリットはかなり改善されます。
私が実際に使用しているオススメの充電器はこちらです。
オススメのスタイラスペンはこちら
さいごに
今回はiPad勉強のメリット3つとデメリット2つについて解説しました。
iPadで勉強の具体的なイメージにつながれば幸いです。
今回の記事でiPadを購入したくなった方は、こちらで「iPadは何を基準に選べば良いのか」について解説していますので是非こちらの記事も参考にしてみてください!
みなさんもiPad勉強で資格試験やスキルアップに挑戦しましょう!
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