目次
- 勉強しないといけないのにいまいちやる気が出なくて勉強できない
- 1週間は頑張れたけど後3週間も続く気がしない
- 試験まで後少しなのにやる気が出ない
こんな経験、誰もが1度はしていますよね。
でも当然です。試験勉強は、自分の興味のない分野を勉強する機会の方が圧倒的に多いのです。自分の好きなことを勉強するならまだしも、そうでないことを長期間続けることって難しいですよね。
私自身、医学部に来たからといって、全ての診療科に興味を持つようなことはなかったですから、医師国家試験前は「循環器は楽しいけれど、この科は全然楽しくないな」などと思うことは多々ありました。
自分にとって興味のない分野の勉強をする際にモチベーションを保てないことは悪くないのです。
今回は、勉強のモチベーションを保つためのコツについていくつか紹介していきたいと思います。
*注意:コロナウィルス感染が社会問題になっていない時期に、私が行ったものを取り上げています。今ではコロナウィルス感染が問題になっており、推奨しづらいような内容も含まれています。各々で、感染には配慮した上で行動してください。
モチベーションを保つ方法
モチベーションを保つ方法は大きく分けて2つあると考えています。
- 意識を変える
- 環境を変える
ここで、意識を変えることについては注意が必要です。
人間は意思の力のみで行動を変えることは難しいです。そのようなことが可能でしたら、みなさんはこの記事に辿り着くこともないと思います。(短期的に見れば多少の効果が望めると思います。)
それではどうすれば良いのか
環境を変えていきましょう。勉強せざるを得ない環境や、モチベーションを保てる環境に身を置きましょう。意思の力で行動を変えることは難しいですが、行動で意思を変えていきましょう。
意思の力でなんとかしようとせずに環境を変える!
ここでいう環境は大きく3つ
- スケジュール
- 人間関係
- 場所
だと思ってください。それでは以下に具体的な方法を示していきます。
スケジュールの中にご褒美を取り入れる
例を挙げるなら
- 1日のノルマが20時までに終われば〇〇をしよう!
- 1日のノルマがこれだけあるから12時までに終われば〇〇をしよう!
- 1週間のノルマをこなすことができれば〇〇をしよう!
試験が終われば〇〇をしよう!ではありません。これは誰もが実践していると思います。ここで私がお勧めするのは、短期的な目標・ノルマへのご褒美です。
ご褒美はなんでもいいでしょう。焼肉を食べにいく、ゆっくりランチに行く、温泉に行く、スポーツをするなどなど…自分がやりたいことで数時間で終えられるご褒美を用意して、スケジュールに落とし込みましょう。以下に具体的なスケジュールの立て方の例を示します。

こういったスケジュールを前日のうちに、ざっと裏紙やGoodnotesなどで作成しておきます。(スケジュールの立て方については別の記事で言及していますので、そちらも参照してください。)
→スケジュールの立て方についてはこちらも参照ください
この方法のいいところは、1日何の目標もなくノルマも決めずに勉強をするのと比べて、
- 明確なノルマがある
- ご褒美のために頑張ることができる
- 1日の大まかなスケジュールのおかげで、休憩時間をどの程度確保できるかわかる
などが挙げられます。スケジュールを立てて、その中にご褒美を落とし込みましょう!
この方法も、友達とご褒美を設定するといいですね。友達と焼肉を食べに行くために、お互いがノルマを決めてその日を過ごします。そうすると、自分のためにも、相手のためにも頑張らないとという意識が芽生えてきます。試験に合格したら〜〜という遠い未来の目標だけで頑張ることは難しいです。ちょっと頑張れば手の届く位置にご褒美を設定しましょう。
無理のないスケジュールを立てる
やる気が削がれてしまう原因の1つに、「計画倒れ」が挙げられます。
毎日、120%の力で頑張らないと達成できないようなスケジュール設定にしていませんか?そのようなスケジュールを立てても、間に合わないとわかった途端にやる気が削がれ、試験までにやりたいことも終わらすことができません。
無理のないスケジュールを立てるためにも、勉強することを絞りましょう!
基本は「合格するために最低限やるべきこと+α」です。「満点」ではありません。
試験が1年に1度といったチャンスが少ない試験の場合は「+α」の部分を多めに取ると良いでしょう。頻回に試験があるのならば、「合格最低点ギリギリを狙う」のも1つの手です。とにかく無駄を省くことが重要です。
このことに関しては、こちらの記事も参照ください。
友達と勉強する
これは何も、同じ内容を勉強するといった意味ではありません。勉強のペースは人それぞれです。内容まで共有する必要はありません。(もちろん共有することのメリットもあるとは思いますが、割愛させていただきます。)
時間・空間・雰囲気を共有することで、友達も頑張っているし頑張ろうといった気持ちになれます。
何より、サボることができなくなります。お互いがお互いを厳しく監視しましょう。
あとは、前述した同じご褒美を用意しておくのも効果的ですね。
私は実際友達と
- 前日に目標を見せ合う
- 図書館に来る時間を合わせる
- ご飯は一緒に食べる
- ご飯の際に目標の何%程度進んでいるか確認し合う
- 30分以上寝ていたら起こしあう
- ご褒美を共有する
などをしていました。参考にしてください。
同じ場所で勉強し続けない
場所を変えることは、かなり大切であると私は思っています。気分転換にもなりますし、カフェや図書館では、周りを見渡せば頑張っている人たちがたくさんいます。そういう環境に身を置くことでいい刺激になります。
また、同じ毎日に飽きてくれば、カフェなどで、いつもと違うものを頼んだり、新作を頼んでみたりと、それだけでも気分転換になります。
「ノルマを達成したら、このデザートを食べようかな」
などと考えながら勉強するのも効果的ですね。
意思の力も利用する!
意思の力だけでは、行動を変えるのは難しいと前述しましたが、短期的には有効であると考えます。
- 試験が終わったらやりたいことリストを作って、意識を高める
- 試験に合格した後の自分を想像する
などといった方法があります。
上記の方法もぜひ、頭で思い描くだけではなく紙などに書き出して、よく目にする場所に置いてみて下さい。「そうだ、自分はこのために頑張っているんだった」と再確認できて、ふとした時にやる気が湧いてくるきっかけになりうるかもしれませんよ。
まとめ
モチベーションを保つためには、まず環境から変えていきましょう。
- ご褒美を用意する(短期的な目標に対して)
- 無理なスケジュールを立てない
- 友達と勉強する
- カフェなどをうまく利用する
- やりたいことリストを書き出す
- 合格後の自分を思い描くのみではなく、文章として書き出す
以上のような方法があります。他にもこんなものがあるよという方は、ぜひツイッターのDMまで連絡ください。
それでは、みなさん試験まで勉強頑張りましょう!
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