
ネギまみれたかしと申します。医師国家試験の時期が近づいてきましたが、皆さんどうお過ごしでしょうか。僕の体感では今の時期から受験生は本腰を入れて勉強を始める人が多い印象です。少なくとも僕のまわりはそうでした。
今回は、medu4の国試究極MAP(以下究極マップと記述させていただきます)の素晴らしさ、僕の実体験、具体的な使用方法について述べていきたいと思います。(注意:必ずmedu4の講座紹介ページを熟読してください。僕のようなオウム程度の語彙力(オウムにしてはなかなか賢い方だとは思いますが)の人間が書いた文章よりも数億倍素晴らしい紹介が書いてあります。むしろ、いますぐこんなブログは閉じて講座紹介ページを読んでください。もし暇があれば僕のこの記事も読んでください。)
以下のような人はぜひ一度目を通してみてください。
1.医師国家試験を受ける人
以上の人は、この記事を読んで少しでも究極マップの素晴らしさを知ってください。
今回の記事の流れとしては
- 究極マップの素晴らしさ
- どういった人におすすめできるか
- 具体的な勉強方法(主に動画視聴する際の一工夫)
以上のような順番で、僕の実体験を交えつつ語り散らかして行きたいと思います。今回の本題は3番ですので、急いでいる方は1と2はすっとばして究極マップを購入して3のみ読んでください.
1.究極マップの素晴らしさについて
まずは、究極マップの素晴らしさについてです。
以下を見てください。
なんだ?空白じゃないか?そう思った方もいると思いますが、以上が僕の感想です。要は「言葉で書き表すのには無理がある」「表現し難い素晴らしさ」です。すみません、僕の語彙で語ることは不可能でした。おそらく義務教育を終えた程度の国語力では語れませんが、なんとか脳みそをすり減らす勢いで表現してみたので以下に記します。
素晴らしさ1「医師国家試験合格のための知識がA4用紙24枚分に凝縮されている」
(去年は穂澄先生が過去7年分の国試の知識とおっしゃっていた記憶があります。)
これを聞いて「へー、そうなんだすごいじゃん」で終わる人。よく考えてください。
毎月同じようなことしか書いていないその辺のペラペラのファッション雑誌ですら24ページ以上ありますよね。医師国家試験の試験範囲を知っている人は、きっと今頭の中が混乱していることでしょう。僕も去年この情報を目にした時は、自分の目を疑いました。眼科へ行き、目に以上がないことを確認し(正確に言えばやや右目の視力が落ちていました)、家に帰る頃には少し落ち着きましたが、もう頭の中はパニック状態でした。medu4が何を言っているのか全くわかりません。あの膨大な国試の知識を24枚にまとめあげるmedu4は、僕にとって怪しい宗教と同じくらい何をしているのかわかりませんでした。はっきり言って革命です。間違いなく社会の教科書を次回改訂する際に載せるべきです。
素晴らしさ2「圧倒的な時間コストパフォーマンス」
「国家試験は過去問勉強してたら受かるよ」
合格した先輩は口を揃えてこう言いますよね。実際、過去問はめちゃくちゃ重要です。皆さんの国家試験の勉強は、予備校が練り上げた過去問ベースの資料を勉強する。過去問を解く。この繰り返しですよね?
医師国家試験は例年10時間程かけて行われる試験です。3年分解くだけでも最低15時間程度はかかるんじゃないでしょうか。それに加えて予備校が作った解説を読み込んで、参考書も読み込んで、人によってはそれをノートにまとめ上げたりなんてしますよね。
しかし、もう国家試験まで時間がない皆さんにとってそれはあまりにも時間がかかりすぎてしまいますよね。ノートをまとめ上げるなんてことをする人は、3年分勉強し終わる頃には知らぬ間に白い髭が生え、令和が終わってしまう可能性もあります。
それに比べてこの究極マップは1コマ約1時間x10コマで構成されています。もう一度言います。この究極マップは1コマ約1時間x10コマで構成されています。何度だって言います。1コマ約1時間x10コマで構成されています。(令和2年度は1コマ1診療科の講義になり、24コマで構成されているみたいですが総時間はあまり変わらないみたいです。)
おかしくないですか?3年分勉強するだけでも、(どれだけ深く掘り下げるかにはよりますが)2週間から3週間程度はかかると思います。それを10時間で過去問7年分(去年は7年分と言っていた記憶があります。間違っていたらすみません。)もっと大袈裟に言えば6年間で勉強してきたことを10時間で復習できるんです。「国試界の精神と時の部屋」をmedu4は作り上げてしまったのです。完全に正気の沙汰ではありません。
もちろん、大学の講義や予備校の講義、medu4の新しいシリーズなどは知識を系統立てて整理することはとても重要です。研修医として働き始めた際には、皆さんの力になってくれます。国試合格が最終的なゴールではありませんからそういった勉強も重要なのは言うまでもありませんし、皆さんもわかっていると思います。
しかし、国家試験に合格しないと医師になれません。この医師になるというスタートラインに立つことにのみ焦点を当てた際には、この究極マップを使わない理由が見当たりません。運動場で鬼ごっこをしている際に落としたコンタクトレンズくらい見当たりません。
穂澄先生含め、medu4のスタッフの方々、またその人たちを今まで支えてくださった方々、その方々を支えてくださった方々さらにその方々をさせてくださった方々に感謝しようとすると、「目に映る人たちみんな」が究極マップ完成に携わっている気がして、僕の世界を見る目が変わりました。もしかすると、僕もあなたも究極マップ完成にほんの僅かながらも関与しているかもしれません。冗談です。medu4のスタッフの皆さんこんなに素晴らしいものを作ってくださってありがとうございます。
2.どういった人におすすめできるか
医師国家試験に合格したい人全員におすすめです。
逆に合格したくない人は絶対に究極マップをやらないでください。
「あ〜!うっかり3周動画を見てしまった!」
なんてことになると合格してしまいます。
というように、国試を受ける皆さんに漏れなくお勧めしたいのですが、以下の人に特にお勧めします。
- ・今のままでは合格するビジョンが見えない方
- ・合格するかどうか瀬戸際の方
- ・無難に合格はすると思っているが、何かそこはかとない不安に駆られている方
理由は一つ。時間がないあなたたちにとって何よりも大切なことは、過去問を完璧にすることです。何度も言いますが、過去問に出たことのある知識を完璧にする上では究極マップを越えるものは存在しないと思います。コスパがえぐいんです。多くは語りません。やりましょう。
3.具体的な勉強方法
ここからが今回の本題です。まず、medu4公式の講座紹介ページは必ず熟読しましょう。熟読した上で僕の実際に勉強した方法を読んでください。そして僕のこの記事が皆さんの力になれば幸いです。(以下medu4講座紹介ページで述べられていることも交えつつ記述しています。)
究極マップは講義動画を3回視聴することを前提として作られています。「えー、3周もさせられるの?」そう思った方いるかもしれません。
しかし、合計にしても30時間です。2、3周目は倍速機能などを使うとより良いと思います。必ず3周はする。これにつきます。
しかし、ただ考えなしに、ぼーっと眺めているだけでは究極マップという素晴らしい講座を利用しても効果は薄いかもしれません。(それでも復習できてしまうのが究極マップなのですが、、、)
以下は僕が究極マップを勉強する際に実践した方法です。
視聴する時間帯
これは自分が起きて勉強を開始するタイミングがいいと思います。すでに実感している人も多いとは思いますが、勉強を開始することにはかなり労力を使います。しかし、動画を視聴するという受動的な勉強は労力も比較的少なめかと思われますので、それから開始することで、その日1日を勉強モードに切り替えるためのスイッチのような役割を果たしてくれると僕は感じていました。毎朝、机に座ったら(正確には座るのは椅子ですが)究極マップから開始する。これをルーティーンにしていました。視聴が終わり次第、問題演習に取り掛かるようにしました。
1周目
用意するもの:色ペン1色、穂積先生が板書に使用する色、究極マップ
穂澄先生のしゃべった内容を適宜動画を止めながら書き込んでいきます。その際すでに知っている知識は書き込んだりしなくても良いかと思います。ただでさえ、情報量の多い究極マップにさらに情報を書き込むことは憚られる人が多いかもしれませんが、「書いていなくても重要なこと」を講義中に多々喋ります。僕は穂澄先生がしゃべったことで「知らなかったことを赤で」書き込みました。この際、書き込む色は何色でも良いので一色に決めておくことをお勧めします。いちいち何色で書くか迷っていると知らぬ間に日が暮れてしまいます。また、穂澄先生の板書はほとんど同じように書き込みました。
この、1週目が終わった状態のマップは合計で2つ作りましょう。(理由は後述します)2回同じ作業を繰り返すのではなく、紙ベースの人はカラーコピーでも構いません。僕はGoodnotesを使っていたので複製していました。方法はどうあれ、もう何も文字を書き込まなくていい状態の究極マップを2つ作りましょう。
2周目
用意するもの:1周目で書き込んだ究極マップどちらか1部、マーカー1色
2周目は究極マップ中に描かれている知識を仕分けしながら視聴します。
- A.明らかに覚えているため、今後復習する重要性は低いだろうという知識
- B.A以外の知識
具体的な例を1つ挙げるとするならば、アナフィラキシーにアドレナリン筋注なんて、今のあなたたちにとっては足し算をするかのように答えられるはずです。そんな自分の中で当たり前になっている知識はいちいち復習するまでもないですよね。そのような知識をAに分類してください。それ以外はBです。
そして、2周目では1色のマーカーを使いながらAorBに色をつけていってください。どちらに線を引くかは、作業効率を意識するといいと思います。
- 明らかに知識不足を実感している人→Aに色をつけたほうが作業が少なくてすむ
- ある程度仕上がっている人→Bに色をつけたほうが作業が少なくてすむ
こう分類しようとすると、自分がどっちに色をつけたほうがいいかわからない人ってきっといますよね。「同じ問題が本番まで同じように解けるかどうかわからないし、一応2周目の時もこれ復習したいな」などと不安を背負いながら過去問を解いていたら、結局全部の問題を復習してしまう、いやもしかしたら2周目の方が問題数が増えているのではないかと錯覚してしまうほど、復習しないという選択ができない人っていますよね。そんな人はどっちでもいいとは思いますが、悩む時間が勿体無いので僕が決めてあげます。(感謝して明日から1日3回食後に僕の方を向いて礼拝してください。)Aに色をつけてください。
厳しいことを言いましたが、だいたいの人は自分を過小評価してしまいがちな気がします。覚えているはずなのに忘れるかもしれないと言う心配をしてしまいますよね。覚えていないところにマーカーを引こうとすると、「これは色をつけたほうがいいかなー」などと迷ってしまう時間が生じます。そんな無駄な時間は省きましょう。「色をつけるかどうか迷ったら何もしない」これを一貫してやりましょう。迷ったら色をつけるなを心に留めて動画を視聴することをお勧めします。
3周目
2周目の工程で、Bに分類したところを重視して視聴します。
流石に3周目にもなると次はこうやって言うだろうなと予想しながら視聴できる方も多いと思います。しかし、「あー、そうだった!忘れてたわ!」「2回もみたのにこれ初耳レベルだわ」みたいな知識があっても仕方ないと思います。そのような知識に出会ったときは2周目に使った色と別の色を使って、色をつけていきます。(おそらく2周目で色をつけた部分に上塗りすることが多いと思います。)
ここまでで3周目の最低ラインまで達しました。
ここで究極マップがあなたの手元に2つあると思います。
- 3周目が終わった時点のマーカーで色つけしたマップ
- 複製された1周目終了時点でのマップ
ここから4周目以降の勉強について記述します。
4周目
ここまでであなたはもうほぼ国試合格ラインを余裕で超えてしまっているとは思いますが、史上最強の究極マップを余すことなく使い切りましょう。
2、3周目にマーカーで色つけをしていったと思いますが、次はこれを参考に、
「複製してある1周目終了時点での究極マップ」に色つけをしていきます。
このとき動画の視聴はせず、穂積先生の講義を脳内再生しながらマップ全体の復習をしていきます。4周目ともなれば、2周目で仕分けをした自信がなかったもの(Bに分類した知識)でも「あの頃は自信なかったけどもう流石に覚えたな」と言う箇所があるはずです。
自信があるところはマーカーを引かずに、自信がないところにマーカーを引いていきましょう。このとき、手元にある「色つき究極マップ(2、3週目で色をつけたもの)」は2色使っていると思いますが、4周目では1色に絞りましょう。
自分が何度復習しても自信のもてないところが一眼でわかるようになるはずです。
あとはそこさえ覚えてしまえば、過去問で必要な知識は全て網羅したも当然です。
ここまで作り上げれば、本番の日はこの究極マップのみをチェックすれば休み時間も効率的に勉強できますね。
あとはあなたがそれを問題に利用できるかどうかです。
最後に
どうでしたか?
究極マップをやらない人は、よっぽど自信がある人かよっぽど医者になりたくない人の二択に絞られると思います。本当におすすめです。今回は、僕の実践した勉強方法を紹介しましたが、必ずmedu4のページを熟読してください。そうすればこんなブログ元から必要なかったかもしれません。ただ、今回の記事で少しでも皆さんの力になれればと思い書かせていただきました。国試まであと少し、頑張ってください。
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