国試究極マップ過去問演習の際の使い方

医師国家試験勉強
この記事を書いた人
ネギまみれたかし

公立高校出身。部活終了後の3年の夏から受験勉強を開始し、E判定からの医学部医学科一般入試で現役合格。留年することなく医師国家試験も無事に合格した現役の医師です。勉強のノウハウや時間の使い方などを発信したいです。

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こんにちは。ねぎまみれ たかしです。

国家試験まで1ヶ月切りましたね。

みなさん勉強していますか?6回生の皆さんはこの時期に勉強していないなんてあり得ませんよね。もし勉強していない人は、今すぐご両親に電話して懺悔してください。

今回は究極マップ過去問演習時の活用方法についての記事です。まだ究極マップを講義動画の視聴の際にしか使っていない人は勿体無いです!これを完璧にしたあなたは研修医まであと一歩です!

「自分の幼い頃からの夢を手にするための航海図」になってくれる究極マップってどんな宝の地図よりも魅力的ですよね!


今回はそんな究極マップの「過去問演習時の使い方」について書いていこうと思います。


記事のボリュームは小さめで、すぐに読めると思いますので、明日からの究極マップライフの参考にしていただければと思います。

究極マップの使い方

結論から申し上げますと、

「究極マップは過去問演習の答え合わせの時などに参照してください」

この一言に尽きます。究極マップを最大限活用するために必要なことだと思います。

究極マップを問題演習の時にも適宜参照する理由


僕は前に書いた記事で、究極マップの素晴らしさをみなさんにちゃんと伝えることができたと思っています。そんな素晴らしい究極マップですが、過去問に出題されたことのある「知識」を身につけるにはこの世の全てを差し置いて効率が良いと思っています。

しかし、その知識の「使い方」を知らなければ、宝の持ち腐れです。どんな宝の地図よりも素晴らしい究極マップの知識を身につけることができたのに、問題が解けないなんて勿体なさすぎます。数百万円する指輪を足の指につけるくらい勿体無さすぎます。

これは極端な例かもしれませんが、数学でも公式を丸暗記しただけで解ける問題なんてほぼありませんよね。演習を重ねて、使い方も学ばないと得点アップは難しいですよね。(実際、国家試験は選択肢がある問題ですので、問題演習を重ねなくてもなんとなくで選べてしまうことが多かったりしますが・・・)


究極マップは問題演習の時にも利用すると、

  • 「マップ上の知識をどのように使えば解答できるか」
  • 「どのような知識がどのような問われ方をしているのか」
  • 「その疾患で他に問われるのは何か」

というところまでイメージできるようになります。

究極マップ上の「知識」と「その使い方」を理解してこそ、究極マップは力を発揮します。

実際に僕が実践した勉強方法

前置きですが、これは僕がわざわざ発信しなくても、多くの人が実践しているのではないかと思っています。しかし、このような勉強をした僕が実際に合格しているという事実があれば、みなさんの勉強方法に対する迷いもなくなるかと思い、記事にさせていただいています。

1過去問を解く

ここでは、ブロックごとに解くことをお勧めします。国家試験で時間が足りなくなることは考えにくいのですが、念のため時間の感覚を身につけるために1年分くらいはブロックごとに、時間内に解く練習はしておくといいと思います。(1問解いて、その都度復習でも学習上そんなに問題はないかもしれませんが、少しは本番通りにやってみることをお勧めします。)

僕は、過去問3年分を1ブロック解いて、その後にそのブロックの答え合わせ、復習というふうにやっていました。

2解いたところの復習

解き終わったら、復習に移ります。このときですが、最近の問題集は素晴らしく丁寧で細かい解説がついていますが、隅々まで覚えようとするのは効率が悪すぎます。正直、そこまでは覚えなくてもいいだろうというところまで書かれてあります。

もちろん、余裕がある人は隅々まで勉強しても構わないと思います。ここで僕と同じような勉強方法をして欲しい人は、時間がない人です。今まで女の子と遊びまくったり、友達と麻雀ばかりしていたが故に追い込まれている人って必ずいますよね。あとは、勉強をしているはずなのにいまいち成績が伸びないなと感じている人。このような人たちは、ぜひ以下の勉強を実践してみてください。

  1. まず、その問題がどの疾患について問われているのか解説を流し読みして確認(間違っても隅々まで舐めるように読まないでください。あとは実際に舐めることもしないでください。よだれでぐちょぐちょになります。)
  2. その疾患について書かれてある究極マップのページを開く
  3. その疾患のマップに書かれていることのみをまず全力で覚える(理解する)*復習した直後くらいは、疫学、症状、検査、治療など項目ごとに頭の中で言えるようにしましょう
  4. その際、病態生理が理解できないものは、適宜その他の資料を参照。(暗記するべきところ、理解を加えつつ暗記をするところの線引きは気をつけましょう。どうでもいい細部までこだわりすぎないことも重要です。いらない情報は切り捨てること!)
  5. その疾患や治療について関連して覚えたいと思ったところは、適宜究極マップで確認しましょう。(例:神経疾患でステロイドを使うものシリーズ、PUVA療法する皮膚科疾患シリーズ、DKAとHHSの違い などを僕は整理していました)

3この勉強方法のメリット

  • 究極マップに触れる機会が増える
  • 究極マップの知識がどのような形で問われるのかイメージすることができる
  • 過去に出題されたことのある知識を時間的に効率よく復習できる
  • 疾患ごとにどの知識が国試的には重要で、どの知識が国試的には重要でないのかはっきりさせながら勉強できる

過去問演習の際の注意

過去問に付属している各社予備校の解説を読む際の注意事項

解説を読みこんでいると国試直前だろうが、知らない知識が山ほど目に飛び込んできます。

これも覚えなきゃ、あれも覚えなきゃとならないようにしましょう。

実際、解説には国家試験に必要ではない知識がたくさん書かれていることが多いです。国試合格を目標にしていて、さらに時間のない受験生にとって必要かどうかもわからない知識に時間と労力を割くなんて、ゴディバのチョコレートを6つ同時に口の中に入れて丸呑みするくらい勿体なさすぎます。

もちろん、予備校さんの作成しているものは丁寧で素晴らしい解説であることは間違いないですし、全く読むなとまでは言いません。僕も「ふむふむ、そうなんだー」くらいのノリでは読んでいました。

しかし、まずやるべきことは過去問で出たことのある知識を覚えて(理解して)いくことだと自分に言い聞かせて、究極マップの知識を完全に覚えることに労力を割いていました。時間のない人たちは、僕のように究極マップの知識を全力で復習することをお勧めします。

みなさん国試まであと少し!頑張りましょう!

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